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大阪 3月30日(ブルームバーグ):川口順子外相は30日午前、NHKの討論番組「日曜討論」に出演し、イラク戦争終結後の復興支援について、「国際協調は必要であり、(新しい)国連決議は有意義で意味があるが、どの国も具体的な議論には至っていない」と述べ、イラク開戦をめぐって亀裂が生じた国連安保理の関係修復などがまず必要との見解を示した。
外相は、イラク復興に対する政府の基本的な考え方の基準として、1)イラクの主権や領土の尊重、2)独裁政権を作ってはならない、3)政府、NGO、企業の一体支援が重要、4)緊急人道支援、復旧、復興まで得意分野で切れ目なく支援する−−などを挙げた。
そのうえで、復興のため新たな国連決議が必要かについて、「国連関与はあった方がいい。米国もそう言っている」と指摘しながらも、現在は「議論できる状態になく、国際社会は仲直りする必要がある」などと指摘し、開戦に至る米国とフランスの対立などを修復する必要があるとの考えを示した。
また、復興支援での自衛隊派遣に関しては、「今の段階でも(現行法で)機雷の除去など、自衛隊を派遣してできることもある」と語り、まず現行法下で自衛隊派遣を含めて可能な方策を検討する姿勢を強調した。
小泉純一郎首相は28日の記者会見で、イラク戦争終結後の復興支援に向けた政府の取り組みについて、「現在の法律のなかでまずできることをやる」と述べたうえで、「今までできなかったことを国連決議に沿った形でやらなければならないなら、新しい法整備をすればいい」との見解を示している。
大阪 山口由香 Yuka Yamaguchi
http://www.bloomberg.com/jp/news/mof.html?s=APoZSVyK3kOyM_4pP