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反米感情の悪化を懸念 ミサイル落下でサウジ [kyodo.co.jp] (トルコやイランとは違う、米国の国益上「死活的に重要」って要するに親米政府と石油ってことね)
http://www.asyura.com/0304/war29/msg/609.html
投稿者 ひろ 日時 2003 年 3 月 30 日 12:45:22:YfXbGWRKtGRPI

(回答先: トルコとサウジ、米に巡航ミサイル発射停止を申し入れ [cnn.co.jp] 投稿者 ひろ 日時 2003 年 3 月 30 日 09:36:29)

反米感情の悪化を懸念 ミサイル落下でサウジ

 【カイロ30日共同】米軍のトマホーク巡航ミサイル数発が誤って落下したことにサウジアラビア政府が強く抗議、米軍は二十九日、同国上空を通過するトマホークの発射を中止した。背景には、イラク戦争で国内の反米感情の一層の悪化を懸念するサウジアラビアの政治的、宗教的な事情がある。

 米中枢同時テロの実行犯十九人のうち十五人が同国国籍だったことで、米国民からはサウジアラビアは国際テロの「中心地」などと批判が続出、サウジアラビア側でも反米感情が高まった。

 イラク戦争はこれに拍車をかけるもので、サウジアラビア政府が巡航ミサイル落下に抗議を表明しなければ、王制を揺るがす国内テロすら起きかねない懸念があった。

 また、イスラム教の「二大聖地の守護者」を任じるサウジアラビアは、イスラム教国の中心という意識が強く、立場上、異教徒である米国のミサイルがイスラムの地に落ちたことを非難せずにはいられなかった。

 一方、巡航ミサイルの同国上空通過の即時停止を決断した米国にとっては、これまで起きたトルコやイランへのミサイル落下とは重みが違った。

 サウジアラビアには湾岸戦争以来、米兵五千人が駐留、ペルシャ湾岸の安全保障の要となっている。さらに同国は世界最大の石油輸出国でもあり、親米国家としてつなぎとめることは、米国の国益上「死活的に重要」(アラブ関係筋)な意味を持っている。
(了) 03/30

http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/news/0330-376.html

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