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【ワシントン=吉田透】米英軍がイラク戦争で採用している「衝撃と恐怖(Shock & Awe)」戦術は圧倒的な軍事力を見せつけて戦意を失わせることを狙っている。生みの親であるハーラン・ウルマン米戦略国際研究所(CSIS)上級研究員は日本経済新聞記者と会い「米英軍は戦術本来の目的をまだ十分に達成できていない」と指摘した。
多くのメディアが「衝撃と恐怖」戦術を派手な空爆による破壊行為であると伝えているのは誤解だと指摘。巡航ミサイルなどによる精密爆撃は作戦の一部にすぎず、圧倒的火力から情報作戦まであらゆる手段を同時に集中的に投入して敵の指導部や兵士の戦意を失わせることが「戦術の本来の姿だ」と強調した。
イラクの反撃については「やや計算外の出来事だ」と指摘。米英軍がイラク側の戦意を当初甘く見込んでいたため、緒戦で「衝撃と恐怖」をイラク側に十分に与えきれなかった面があると分析している。 (07:00)