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【ニューヨーク=勝田誠】国連安全保障理事会の公開協議で27日、米英がイラク戦争を大量破壊兵器廃棄に向けた「適切な対応」と主張したのに対して、ロシア、中国など安保理の各常任理事国が、「イラク戦争は国際法違反」などと批判した。
ロシアのラブロフ大使は、「武力行使を正当化した上で、その(経済的な)責任を国際社会に押しつけようとする試みには反対し続ける」と言明、戦後処理の問題でも米、英と一線を画す姿勢を示した。また、中国の王英凡大使も、イラク戦争は「国際法の基本原則に違反している」と述べた。
公開協議の最後に演説したイラクのアル・ドゥーリ大使は、「米、英、オーストラリアの3か国はこれから、すべてのイラク人を根絶やしにし、すべてを破壊し尽くす本物の戦争を始めるところだ」などと述べ、口角泡を飛ばして3か国を非難した。
ネグロポンテ米大使は、この演説の間に退席し、記者団に対して「何ら新味のない、ばかげた主張ばかりで、もちろん受け入れられる内容ではないし、もう十分聞いたと思った」と述べた。
イラク大使は演説で、米国を非難するだけでなく、英国についても、「人を殺した後、そら涙を流してみせ、その葬式に出かけるような策略を使うことで、英国人は有名だ」などと、口を極めてののしった。
(2003/3/28/21:21 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030328i212.htm