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イラク戦争で大量増派を決めた米英軍は、イラク時間で28日、砂嵐が少し収まったのを受け、大規模空爆を継続し、南北双方からの首都バグダッド包囲に向けた進軍を再開した。
ナジャフでは激戦があり、米英軍とイラク側の共和国防衛隊との正面衝突が近いことをうかがわせた。北部戦線では、クルド人自治区の反政府武装クルド人勢力が自治区外に出て、イラク軍部隊との戦闘を開始し、要衝キルクーク近郊に迫った。
【アッサイリヤ米軍基地(カタール)=加藤賢治】米英軍の空爆は、イラク時間の27日から28日午前にかけてもバグダッドなどで行われ、米CNN報道では特殊貫通爆弾バンカーバスターが少なくとも2回使用された。同爆弾は地下要塞などを破壊する目的の精密誘導兵器で、今回はチグリス川東岸の通信タワーが狙われた。イラク軍の主要通信施設と見られ、バンカーバスター使用は、フセイン大統領と軍幹部の間の通信網破壊を狙った模様だ。
このほか27―28日の空爆は、北部クルド人地区周辺のイラク軍部隊や、首都南方の共和国防衛隊に対しても激しく行われた。米英軍は、空から精密誘導兵器や攻撃ヘリコプターでイラク軍を痛めつけた上、地上軍が進撃する戦術をとっている。
ロイター通信によると、首都南方100キロあまりのナジャフ近郊では、27日から28日未明にかけ、米陸軍第3歩兵師団が1500人規模のイラク軍と数時間にわたり激戦を展開した。イラク側が米英側の補給路寸断を狙ったものと見られるが、双方の被害は不明。
同師団はバグダッド南方80キロのカルバラ付近に最前線部隊がおり、砂嵐が止んだことを受け、進軍と攻撃ヘリコプター「アパッチ」による、空からの共和国防衛隊攻撃を再開した。首都近郊では、共和国防衛隊と米英軍の衝突が迫り、軍事緊張が高まっている。
(2003/3/28/21:46 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030328it15.htm