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東京新聞 2003年3月27日朝刊12版4ページ
黒人の反戦感情根強く 白人より42ポイント高い62% 陸軍兵士数多いのが背景か
【ワシントン26日寺本政司】米国内では、イラク戦争に関し、黒人の方が白人に比べて戦
争に反対する割合が高いことが、米メディアの調査などで分かった。
米紙ワシントン・ポストなどが二十四日実施した世論調査によると、戦争支持が全回答
の72%と依然、高い支持率を示した。しかし、人種別で見た場合、黒人の62%は戦争反対で、
白人の20%に比べ圧倒的に高く、根強い反戦感情があることが分かった。
同紙によると、米軍の一般兵士に占める黒人の割合は21%で、一般杜会の実働労働人口
のほぼ倍。イラク戦で地上部隊の主力となる陸軍兵士では、マイノリティー(人種的少数
派)がほぼ半分近くを占め、このうち黒人は35%に達するという。女性兵士に限れば、ほぼ
半分が黒人だ。
また、今回の戦争がフセイン政権打倒のため「暗殺」といった言葉が新聞やテレビなど
で登場。黒人の間ではキング牧師など黒人指導者の暗殺を連想させ、嫌悪感を抱くことも
多いという。
米軍は一九七三年に徴兵制を撤廃し、現在は志願兵制度をとっている。ニューヨーク・
ハーレム選出で黒人のランゲル下院議員(民主党)は、戦争反対の立場から今年一月に徴兵
制を復活させる法案を提出。「戦争をするのであれば、犠牲は国民全体で共有されなけれ
ばならない」と訴え、議論を呼んでいた。
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米軍内の、黒人・マイノリティを対象にした反軍(叛軍)の働きかけがこれから徐々に広
まるかも知れない。
米軍の戦争屋高官たちに「衝撃と恐怖」を与えた、先日の、米兵手榴弾攻撃は示唆的。