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パール米国防政策諮問委員長が辞職 企業と不透明な関係
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タカ派の論客としてイラクとの武力対決を主張、ブッシュ政権の外交政策に大きな影響を持ってきたリチャード・パール国防政策諮問委員長が27日、委員長職を辞職した。パール氏は、国防総省が許認可権を持つ通信企業の顧問を務めるなど、諮問委員長という公職にありながら、企業との不透明な関係が指摘されていた。同氏は辞職理由を、「事実誤認に基づく私への批判を速やかに鎮めることができないため」と説明した。
ラムズフェルド国防長官は声明で、パール氏の諮問委員長の辞職の申し出を認めたこと、以後は単なる諮問委員として残るよう要請したことを発表した。声明は、辞職の理由に触れていない。
パール氏は、経営破綻(はたん)した通信企業グローバル・クロッシングのアドバイザーを務めているが、同社が進めようとした海外への株売却が、国家安全保障上の理由で国防総省からストップをかけられたまま。米国での報道によれば、同省が異議を取り下げ、許可が得られれば報酬60万ドルを受け取ることになっていた。パール氏は、国防総省に働きかけをしたことはないと否定していた。
このほか、ニューヨーカー誌が調査報道で、パール氏がこの1月にサウジアラビアの実業家と接触するなど、政権への影響力をビジネスに利用していると指摘していた。
パール氏は、レーガン政権の国防次官補などを務めたタカ派の重鎮。旧ソ連への強硬姿勢から、「暗黒の王子」との異名をつけられていた。 (03/28 11:17)