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(回答先: Re: アメリカ十字軍→・・ブッシュ大統領の所属教会、戦争反対[朝日]・・ 投稿者 (転載)マルハナバチ 日時 2003 年 3 月 28 日 01:43:47)
宗教や信仰という人間の営みが愚かな幻想に基づくとして、それを根拠に侮蔑する(のかもしれない)立場の方からすれば、愚かな連中の上に立って馬鹿を言っている大統領という評価でけりがつくかもしれません。
しかし、自死と交換のテロや自分の命を顧みない献身という、一般の人になしがたい行為まで人間を導く影響力を持った宗教や信仰を、(教義は別として)無視し得ない内的な力であると認める人からは、この記事に対して別の評価があると考えます。
はっきり申し上げて、笑って済ませられないおぞましさと危険があります。
キリスト教の共同体に限らず、どんな宗教の中にも心や行動の在り様を強く導き、自律させようとする働きはあるわけですね。それがその共同体以外の一般の人にもイデオロギー抜きで共感出来るものである事があり、その力の強さを認めうる機会もある。
そういう共感できる事や力を踏み越えて宗教共同体内部の心情をを踏みにじり、利用する人間が持つ「宗教・崇拝」こそ非常に危険。細かい会派など関係ありません。
笑っていられない。
このような「宗教・崇拝」を持つ者が、支配力のある資本と結託したところから「侮蔑あるいは酷薄な”使命感”のうちに使役すべき」一般人と世界に覇権を行使する時、どんな悲惨があろうとも自分の信じるプログラムの遂行しか考えないのではないか。
今回の記事はそういうおぞましさが、ブッシュ大統領と(利用される)キリスト教会との裂け目から見えていると解したいです。本当に笑っていられない。