★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争29 > 287.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
フセイン後に待ち受ける本当の戦い
http://www.asyura.com/0304/war29/msg/287.html
投稿者 アーヴ 日時 2003 年 3 月 28 日 01:44:43:

---| 非公式情報 |-------------------------------------------------
<http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3D384F43742FA>

フセイン後に待ち受ける本当の戦い
By STRANGELOVE

アメリカ軍はイギリス軍を伴い、イラク攻撃を開始した。マスメディアの『専門家」たちはサダム・フセイン体制が崩壊すればゲーム・オーバーになるかの如く『解説』している。が、本当の戦いはその後に始まるのである。「ユニフォームを着た相手を崩壊させれば戦闘は終わる」時代は過去のものになった。ペンタゴン制服組の言葉を借りるならば、戦争の形態は『湾岸戦争型』から『チェチェン/ソマリア型』に変化したのだ。敵は次から次へと現れる。

勿論、フセイン政権を倒すことも容易ではない。実は、この見通しを裏付ける出来事が昨年9月にあった。対イラク戦を想定したコンピュータ・シュミレーション『ミレニアム・チャレンジ作戦』が実施されたのだが、ポール・ヴァン・リパー退役将軍に率いられた敵軍にアメリカ側が負けてしまったのだ。それでも実際の戦闘でイラク軍が米英軍に勝つ可能性は小さいだろうが、相当の被害は出るだろう。

しかし、本当の困難はその後にやってくる。イラク各地で反米グループが武装蜂起して戦闘が泥沼化するだけでなく、周辺のイスラム諸国が不安定化すると覚悟しなければならない。特に、アメリカ、イギリス、そしてイスラエルの特殊部隊を受け入れているヨルダンの将来は漆黒の闇の中にある。

開戦直後、3月21日付けの『ガーディアン』にアメリカ国防政策会議のリチャード・パール議長は論評を寄せているが、その中で彼は「新しい世界秩序の基盤としての国連という夢想は死滅するだろう」と書いている。1996年にパールやダグラス・フェイスたちとともに、ヨルダンやトルコと手を組み、イラクのフセイン大統領を排除するべきだとする報告書をイスラエルのベンジャミン・ネタニアフ元首相に渡している。

その2年後、1998年にラムズフェルドやウォルフォウィッツを中心とするグループはビル・クリントン大統領に対してイラク攻撃とサダム・フセインの排除を要求する手紙を出し、その中で国連の安全保障理事会に拘束されることなく単独で攻撃しろと主張しているが、この手紙にパールもサインしていた。ガーディアンでのコメントはこうしたパールの『願望』を表したものだと言えるだろう。

そのパールは3月中旬以降、世界的に注目されていた。今年1月、パリでパールはアドナン・カショーギやサウジアラビアの富豪に会ったとするシーモア・ハーシュの記事が3月17日付けの『ニュー・ヨーカー』誌に掲載されたのだ。カショーギはイラン・コントラ事件やロッキード事件に登場する一種の政商である。ハーシュによると、パールはアメリカのベンチャー・キャピタル『トライリーム・パートナーズ』を経営、イギリスの会社『オータナミー』の重役にもなっているが、両社とも軍需/治安分野の企業。国防政策とはビジネス上、深い関係がある。この暴露にショックを受けたのか、パールはハーシュを名誉毀損で訴える動きを見せている・・・アメリカでなくイギリスで。

前にも指摘したが、リチャード・チェイニー副大統領、ドナルド・ラムズフェルド国防長官、ポール・ウォルフォウィッツ国防副長官、リチャード・アーミテージ国務副長官たちは1992年からイラク攻撃、フセイン排除をスケジュールに入れている。同じグループの属するパールがフセイン排除を主張するのは自然の流れである。ビル・クリントン政権時代には封印されていた彼らの計画はジョージ・W・ブッシュ大統領の誕生とともに浮上、動き始めた。

怪しげであろうと何だろうと、とにかく自分達の仲間であるブッシュの大統領選勝利で「自分達の夢が叶うと」ラムズフェルドたちは喜んだかもしれない。が、計画が思惑通りに進むとは限らない。『9/11』は彼らにとって追い風になったものの、イラク戦争では軍事的な困難だけでなく、戦費の調達や経済活動への悪影響などに直面すると覚悟しなければならない。アメリカ国内は監視・治安システムの強化、つまりファシズム化で乗り切るつもりかもしれないが、計画が破綻する可能性が日々、高まっているように見える。

---| Website開設 |-------------------------------
Kassiopeias Report
<http://members.aol.com/Kassiopeias>

---| OPC:米国の極秘テロ組織 |-------------------------------
<http://great.mailux.com/mm_search.phpsh_mm_id=MM3D8ADF9051062>
特別レポート「OPC:米国の極秘テロ組織」(600円)の販売が開始されました。
【内容】
第2次世界大戦後、アメリカには要人暗殺やクーデターを一手に引き受ける極秘チームが存在した。OPCである。1950年10月にCIAの中に潜り込むが、その後も破壊活動、秘密工作をOPC人脈は続けた。英国のある学者に言わせると、CIAはこうした人脈が隠れ蓑に使ってきたにすぎない。この特別レポートを読まずにアメリカの戦後史を語ることはできない。

 次へ  前へ

戦争29掲示板へ

フォローアップ:
  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。