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2003.03.27
Web posted at: 14:51 JST
- REUTERS
ロンドン(ロイター) 前線の兵士たちの「ブログ(ウエブ日記)」が新しい潮流を生み出している。インターネット上に流れる「ブログ」は、兵士たちが過酷な戦闘現場の最新状況を伝えることを可能にした。
イラク戦争が始まって以来、www.blogsofwar.comやwww.sgtstryker.comのような戦争をテーマにした「ブログ」は、新聞やテレビよりも早く戦況を伝えることもあり、新たなニュース源として人気を得ている。
もっとも人気のあるサイトのひとつは、昨年12月にペルシャ湾岸に派遣された米海軍予備兵で、「L.T. スマッシュ」というウエブ上の名前を持つ人物が運営している。彼のサイト(www.lt-smash.us)では「砂場からのライブ」というタイトルがつけられている。「L.T. スマッシュ」の記述は多岐にわたる。
25日に書き込まれたのは、22日に起きた湾岸公海上の英軍ヘリの衝突事故で犠牲となったトーマス・アダムズ米海軍大尉に捧げられた厳粛な弔意だった。
24日には、「私たちは、毎日一度か二度の暖かい食事を取り、救援物資も入ってくるようになっている。今日は自家製のクッキーやキャンディー、スナック菓子やジャンク・フードに恵まれた……」と書き込んだ。
「ブログ」の書き手は、戦闘地域を取材するジャーナリストから自宅で24時間ぶっ通しでテレビ中継される戦争を見ながら批評する人までさまざまだ。「サラム・パクス」(www.dearraed.blogspot.com)なる人物に至っては、バグダッドから書いていると主張している。
「ブログ」には、読者からの励ましや感想が多数寄せられている。「L.T. スマッシュ」の友人アダムズに向けた言葉には85通のメールが寄せられた。
匿名を条件に「L.T. スマッシュ」の父親は「ほぼ1年近く、息子はウエブ日記を書きつづけている。彼は元々、家族との連絡方法のひとつとしてウエブ日記を始めたんだ。今では彼のサイトは1日数千のアクセスがある」とロイター通信に話した。
彼だけではない。自ら「コンピューター中毒」と語る米陸軍予備兵のウィル(29)も、ウエブ日記サイト(http://rooba.net/will)を立ち上げた。
23日付けの最新の書き込みで、ウィルは読者に米国本土を離れることを告げた。瞬間的に情報が伝わる時代には、兵力移動の詳細は機密事項だと強調した上で、どこに向かうかは言えないと書いている。
米軍は、兵士の「ブログ」や一般的な電子コミュニケーションを認める立場を採ってきた。
退役軍人でもある「L.T. スマッシュ」の父親は「艦上にいる兵士は電子メールの個人アカウントを持っている。それが今日の主要な情報形態だからだ。彼らは毎日2、3回はメールを送っている」と話した。彼には湾岸地域に2人の息子が派遣されている。米海軍に所属する下の息子は湾岸の艦上にいる。「L.T. スマッシュ」がどこにいるかは父親も知らないという。
「クウェート、バーレーン、サウジアラビア、カタールのどこかにいるだろう。彼は自分の居る場所を漏らすことはできない。私にできることは、日に2回、彼が元気にしているか見るためにサイトをチェックすることだけだ」と父親は話した。
http://www.cnn.co.jp/usa/K2003032701017.html