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【アンマン27日共同】バグダッドの繁華街で十五人の市民が死亡した米英軍のミサイル攻撃。激しい空爆は一夜明けた二十七日も続き、市内の大通りや住宅街では、ラジオや目撃者の話で悲劇を知った市民が「アメリカはまた大罪を繰り返した」「最後まで戦う」と口々に話し、反米感情が一層高まってきた。
開戦前に各家庭に十分な食料、水を配給したイラク政府だが、二十六日からさらに追加。被害が最も大きかったシャーブ地区の近くに住む技師シャーティさん(28)は「もう食料は半年分以上。『市街戦が長引いても耐えろ』という、政府からのメッセージだ」。
シャーティさんは二十七日朝、激しい地上戦が続く南部の都市ナシリヤから一時戻った隣家の家族が「イラク軍は優勢だ。アメリカ人は市街地に一歩も入れない」と話しているのを聞いた。
市北部の大学生アリさん(23)は、開戦の前日に入手したロシア製のカラシニコフ小銃の手入れに余念がない。「僕の家の前を通るアメリカ人は残らず殺す。僕は最後まで家に残る」 市内のあちこちで、崩壊した民家や商店が目立ち始めた。有数の高級住宅地、カイロ地区に住む電力会社社員ファルカドさん(27)は、近くの民間シェルター(防空ごう)のすぐ近くに着弾したミサイルの跡を見て、全身が震えるほどの怒りを感じた。
「アメリヤの悲劇をまた繰り返すのか。こんな戦争は耐えられない」。アメリヤ・シェルターは湾岸戦争中の一九九一年二月に空爆を受け、市民四百人以上が焼死。壁には、今も犠牲者の顔写真が飾られ、脱出しようともがいた跡が残る。「イラク国民は絶対にあの悲劇を忘れない」とファルカドさん。「また、罪のない市民が犠牲になる(了) 03/27
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/