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http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20030327/top_____detail__000.shtml
誤爆で市民十数人死亡 首都の住宅街にミサイル 米英軍に大きな痛手
【バグダッド26日共同】イラクの首都バグダッドで26日午後(日本時間同日夜)、
米英軍の空爆で住宅商業地区が大きな被害を受け、目撃者によると、十数人の一般市民が
死亡、約30人が負傷した。誤爆とみられるが、イラク戦争でこれだけの規模の民間人の
犠牲者が一度に出たのは開戦後初めて。
反戦の国際世論が一層盛り上がるのは必至で、市民の犠牲を最小限に抑えられると主張
してきた米英両国にとって、大きな痛手となりそうだ。
米中央軍司令部のブルックス准将は同日の記者会見で、「合致する情報を持ち合わせて
おらず、確認できない」とした上で、「攻撃目標選定に当たっては正確を期すのに可能な
あらゆることを行っている」と強調した。
また米英軍は同日までに、首都バグダッドの早期攻略の態勢を整える一方、南部のバス
ラなどで続くイラク軍の抵抗排除の作戦を強化する方針を決めた。
首都に迫る最前線部隊の補給線確保などに不安があり、南部制圧に重点を置く必要が生
じたためだ。砂嵐のため米英軍のバグダッドへの進撃のペースは落ちており、当初想定さ
れた短期での首都攻略は困難な情勢となった。
米英軍の当初の作戦は、南部での戦闘を回避して首都に攻め上がり、一気にフセイン政
権の転覆を目指すものだった。
しかし、南部でフセイン大統領に忠誠を誓う民兵組織サダム・フェダイーンなどによる
予想以上の抵抗に遭っている上、首都に迫る米陸軍第三歩兵師団の燃料不足も伝えられ、
補給線確保などを優先することになった。
このほか、南部のイラク軍を攻撃し住民の蜂起を誘うなどの理由もあるが、総兵力の不
足を指摘する批判も出ている。
米英軍は26日も、首都南方で第三歩兵師団と対峙(たいじ)するイラク軍精鋭部隊、
共和国防衛隊メディナ機甲師団への空爆を続けたほか、バグダッド、北部のモスルなどで
の空爆を強化した。
しかし、南東から首都を目指す米第一海兵遠征軍が26日、ナシリヤ北方でイラク軍の
抵抗に遭い、進撃を停止。バグダッドの共和国防衛隊が約千両の軍用車両を連ねてナシリ
ヤ方面に向かったとの情報もある。