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【ワシントン=柴田岳】「アフガニスタン攻撃でも新聞は『泥沼』と書いたじゃないか」――。25日の米国防総省の記者会見で、イラク側の抵抗に手こずる米軍を念頭に「軍事作戦にミスがあったのではないか」と食い下がる報道陣に対し、ラムズフェルド国防長官が気色ばむ場面があった。
記者団は、南部戦線でのイラク軍の予想以上の抵抗を指摘し、「地上戦への戦力投入が不十分という批判が退役将校や国防総省の内部にある」と攻め立てた。ラムズフェルド長官はいったん、「この作戦はよくできた計画だ。地上部隊を開戦から4、5日でバグダッド近くまで進撃させた。司令官は皆、計画に満足している」とかわした。
しかし記者団は、「長官はそう言いながら、戦争は初期段階だとも言う。国民にもっときちんと説明すべきだ」と追求。すると、ラムズフェルド長官は、アフガニスタン攻撃の例をあげ、「開戦から数日後に新聞は『泥沼』と書いたが、その数日後には要衝マザリシャリフは陥落し、他の都市も次々と落ちた。米国は自由の国だから退役軍人たちが何を言おうと仕方がないが、真実ではない」とたんかを切った。
記者団は、同席したマイヤーズ統合参謀本部議長にも、「(『衝撃と畏怖』の作戦との名があるが)フセイン政権に衝撃を与えたと思うのか。彼らはテレビで演説しているじゃないか」と詰め寄った。
マイヤーズ議長は「もし私自身が(フセイン政権の一員として)米軍部隊が迫ってくるのをバグダッドで見たら、衝撃を受けるかどうかはわからないが、ちょっぴり不安になるだろう。彼らはもうすぐ、もっと不安になるよ」と弁明、記者団の爆笑を誘った。
(2003/3/26/19:32 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030326i112.htm