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03/26 17:43 原油生産が4割減少 民族紛争続くナイジェリア
【ナイロビ26日共同】石油輸出国機構(OPEC)の主要メン
バーであるナイジェリアで、民族紛争を発端に住民と軍が衝突。欧
米の石油大手が採掘施設などから職員を退避させたことで操業が停
止する事態となり、同国の原油生産が四割近く減少している。
ナイジェリアの原油生産は日量約二百万バレル以上。減産は原油
価格の上昇要因になっており、国際経済にも影響が出そうだ。
現地からの報道によると、三月中旬に原油生産による利益の地元
還元を訴えるイジョー人が、対立するイツェキリ人の集落を攻撃。
紛争を鎮圧しようとして出動した軍も巻き込まれ、計数十人が死亡
した。イジョー人は石油採掘施設などの爆破を予告するなど、軍の
撤収を要求している。
このため、シェブロンテキサコやロイヤル・ダッチ・シェルなど
欧米の石油大手が採掘施設から職員を相次いで退去させ、原油生産
がストップした。
イラク戦争の早期終結期待で、OPECの七油種平均価格は一時
一バレル=二四ドル台まで下落していたが、戦況こう着とナイジェ
リア情勢の悪化を受けて反発に転じている。
イスラム教徒とキリスト教徒の衝突が相次ぐナイジェリアでは、
イラク戦争に反対するイスラム教徒らのデモや集会を政府が禁止。
大統領や議会の選挙を四月に控え、原油の利益配分をめぐる民族対
立も激化する可能性がある。
(了)
[2003-03-26-17:43]
nifty共同通信ニュース速報