現在地 HOME > 掲示板 > 戦争27 > 225.html ★阿修羅♪ |
|
2003年3月24日 月曜日
アルジャジーラで放送された米兵捕虜の映像:http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu45.htm
【ワシントン佐藤千矢子】米国防総省は23日、イラク南部ナシリヤの戦闘で捕虜になったり死亡した米兵の映像をカタールの衛星テレビ局アルジャジーラが放映した問題で、国内外の報道機関に対し、捕虜映像の放映は捕虜の人道的待遇を定めたジュネーブ条約に違反するなどとして、自粛を要請した。世界各国の報道機関はアルジャジーラの衝撃的映像を大々的に報じたが、米メディアでは自粛の動きが相次ぎ、当事国の米国では映像がほとんど流れないという「逆転現象」が起きた。
ブッシュ政権が自粛を要請する背景には、捕虜や死亡米兵の悲惨な映像が放映されれば、反戦世論を喚起し、戦争遂行に悪影響を与えかねないなどの思惑も働いているものと見られる。米メディアはこうした「政権の圧力」と「報道の自由」との間で厳しい選択を迫られている。
Yahoo!ニュース - 海外 - 毎日新聞:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030324-00001038-mai-int
カライ・ジャンギはマザリ・シャリフの近郊にある大規模な要塞で、タリバンと同じくドスタムも司令部に使っていた。ここが取引の実施場所となるはずだった。ところが、示談がまとめられている最中に、アメリカのラムズフェルド国防長官が介入してきた。交渉によって包囲が解かれれば、外国兵が勝手に立ち去ってしまうのではないかと案じたらしい。「アル・カイダやチェチェン人などのようにアフガニスタンでタリバンに協力してきた外国人が解放され、他の国に行って同様のテロ行為を続けるようになれば、極めて遺憾である」と彼は述べ、その数日後に「彼らは殺すか捕虜にするかしてもらいたい。ひどいことをやってきた連中なのだから」と念を押した。
物語は、マザリ・シャリフとシバルガンを結ぶ道路の途中にあるカライ・ザイニの要塞で始まる。アフガンの基準からしても巨大なこの要塞は、クンドゥズで捕虜になった数千人の一時収容所として用いられた。公式には、これらの捕虜はシバルガンの収容所に移されて、アメリカの専門家の尋問を受けることになっていた。そこで目をつけられた者は、さらにキューバのグアンタナモにある米軍基地に移送される。
目撃者の話によれば、カライ・ザイニからシバルガンまでの道中を生き延びた者は米兵に引き渡され、砂の下に埋められた仲間よりましとは言いがたい運命をたどることになった。他のタリバン兵をおどして口を割らせるために、ある米兵が捕虜を一人殺すのを見たというアフガン兵もいる。「シバルガンに駐屯してたとき、米兵が捕虜の首を折るのを見た。またある時には、酸か何かを捕虜に浴びせていた。アメリカ人たちはやりたい放題で、こっちに止める力はなかった。何もかもが、アメリカの司令官の管理下にあった」
ディプロ2002-9 - Ces charniers afghans si discrets...:http://www.netlaputa.ne.jp/~kagumi/articles02/0209.html
イラク攻撃の開戦から四日目になりますが、米英軍の様子がどうもおかしい。もともとプロの戦略家ならイラク攻撃は実施しない。安保理の承認も得られず、国境を接したトルコやサウジアラビアの協力も得られない。補給路は一本しかなく、バクダッドを包囲した大軍団を補給を続けるのは大変だ。それが普通の場所ならともかく灼熱地獄と砂嵐の砂漠地帯だ。さらにはイラクのゲリラ兵に米英の補給部隊は襲われる。
米英軍は負けたくて戦争をしているのかと思わざるを得ない。イラクを開放する目的で戦争を始めたのだから、むやみにイラク人を殺戮することは出来ない。散発的に起きるゲリラ攻撃に、ジェット機による地上攻撃では非効率でベトナム戦争の二の舞だ。ヘリコプターも砂漠地帯ではエンジンがすぐに逝かれて使い物にならない。戦車も対戦車ロケットでやられる。イラクは戦車の墓場になるだろう。
米英のイラク攻撃は全世界を相手の戦争だから、イラク軍も水面下で海外の援助を受けて、しぶとく抵抗するだろう。不思議でならないのは空爆を受けているのに、電気は点いているし水道も使えて、テレビ放送も続けられている。イラクの外務大臣は戦時中なのにエジプトのカイロまで出かけている。米英軍は本気で戦争しているとは思えない。命令が出たから嫌々戦争をしているとしか思えない。
だからこそ米軍内部で手榴弾が投げ込まれる事件まで発生している。米英軍内部の士気の低下は明らかであり、ほっておくとこのような事件が続発するだろう。このような作戦は後どれくらい続けられるだろう。5月までイラク軍が粘ったら米英軍の敗退は決定的になる。米軍はともかくイギリス軍やオーストラリア軍は国内の反戦気運が高まり、ブレアとハワード首相は失脚する。
日本のマスコミは相変わらずアメリカの大本営発表を垂れ流している。テレビで解説している軍事専門家の解説も劣悪だ。ブッシュ大統領のやつれ方も酷い様だ。しかし日本国内でイラク攻撃に賛成している人がネットなどを見ていると結構いるようだ。いわゆるポチ保守の人たちだが、奢り高ぶり狂った米国を支持するとは、人間的に腐りきっている。彼らは米国の手先だから赦されるべき存在ではない。
おそらくイラク攻撃失敗のアメリカ人の精神的ダメージはかなり大きなものとなるだろう。今世紀中は孤立主義に閉じこもるかもしれない。世界最大の軍隊も経済に支えられたものだから、経済がダメになれば軍隊はソ連解体後のロシア軍と同じようになる。その為に日本の軍事的自立を前から訴えている。だから私を右翼と勘違いしている人がいる。
イラク攻撃は米英対ユーラシア同盟との戦いである。イラク戦争の勝敗にかかわらず、その対立構造ははっきりしてきた。その際に日本は米英につくべきか、ユーラシア同盟につくべきか、日本はその決断に迫られる。現在の米英は狂っているからともかく、長期的には米英につくべきだろう。現在の小泉首相の立場は苦しいが、日本はアメリカの植民地と割り切る現実感覚も必要だ。
週刊ポスト-2003.4.4 落合信彦 「ブッシュは国連同時脱退を迫る」:http://www.weeklypost.com/jp/030404jp/edit/edit_1.html
23日ホワイトハウス やつれた顔のブッシュ大統領:http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu45.htm