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2003.03.24
Web posted at: 03:16 JST
- CNN
ロンドン(CNN) イラク戦争を取材していた英ITNテレビのテリー・ロイド記者(50)ら取材班が行方不明になっているが、ITNは23日、「同記者はイラク南部の戦闘で死亡したとの十分な証拠を得た」とする声明を発表した。
同記者のほかのスタッフでは、撮影スタッフフレッド・ネラック氏、フセイン・オスマン氏は行方不明。ネラック氏はベルギー出身のカメラマンで、オスマン氏は通訳。
ITNによると、4人目のスタッフ、ダニエル・ドムスティエさんは負傷したが、米英軍の陣地に戻った。計4人は車で移動していた。
ITNは声明で「イラク南部の都市バスラ近郊で取材班は、多国籍軍によるとみられる攻撃を受けた。イラクの救急車が死傷者を病院に搬送したが、地元ジャーナリストによると、見つかった遺体の中に、同記者であることが間違いないものがあった」としている。
同記者の遺体はバスラの病院にあり、イラクの管理下にあるという。同記者の家族には、同記者の死が知らされている。
ITNによると取材班は、多国籍軍の検問所を通過しようとする際、「これ以上先に行くのであれば、自分の責任で行ってほしい」と警告されていた。そしてイラク兵がいるのを見つけて引き返したが、イラク軍の車両が取材班の車を追跡してきたという。
ドムスティエさんによると、追跡してきた車に乗っていたイラク軍の士官らしき人物が投降するようなそぶりを見せたが、そのあとITNの車が砲撃を受けたという。砲撃は多国籍軍側からと思えたという。
http://cnn.co.jp/top/K2003032400059.html