現在地 HOME > 掲示板 > 戦争26 > 625.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 国連での復興決議要請へ=小泉首相 [時事通信]【今は侵略の即時停止だろ!他の国々に嘲笑われるだけだ】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 21 日 19:33:23)
米英のイラク攻撃が始まったことで、与党3党の焦点は早くも戦後のイラク復興策にどう協力すべきかに移った。戦争終結まで長くても約1カ月とみて、5月連休明けの復興新法審議入りをにらんでいる。与党側はさらに、復興新法審議に先立ち、有事関連法案の連休前の衆院通過も目指す構えだ。ただ、戦争が予想以上に早期終結となった場合には、こうした国会審議日程にも影響が出る可能性がある。
米英軍のイラク攻撃前には、日米同盟に傾斜する小泉純一郎首相への批判もあった自民党だが、開戦と同時にそんな声も影を潜めた。日米同盟を重視し、危機に対応する必要があるとの認識で一致したためだ。
こうした中、自民党の山崎拓幹事長は、イラク攻撃終了後に想定される国連の枠組みでの復興支援への積極的な協力を提唱する。山崎氏は開戦前日の19日、「戦争の期間は一般に1か月以内とされる」との見通しを示したうえで「国連の平和維持隊が現地に派遣され、それに自衛隊を派遣することになれば、新法が必要だ。戦争が終わったら国会で審議したい」と記者団に語った。
開戦当日の20日に開かれた自民党のイラク問題緊急対策本部では、近藤剛参院議員が「政府の対応策には、戦後処理にどう取り組むかが抜け落ちている」と発言。米田健三衆院議員も「復興支援のための特別立法をやるべきではないか」と語るなど、復興支援が焦点となりつつある。
政府は、復興支援のため新たな国連決議を採択するとの米国の方針を支持し、それによって国連の結束と機能回復を図ろうとしている。山崎氏も復興決議採択が必要との考えを示し、小泉政権を後押している。
政府・与党は、03年度予算が今月末に成立すれば、ただちに有事関連3法案の審議に入ることを検討している。
与党内には「5月の連休までに有事法案を衆院通過させる。同法案を参院に送付すれば衆院はすぐに新法の審議に入りたい」(保守新党幹部)との声がある。その一方、ある与党幹部は「戦争がが早く終われば復興支援新法案を優先し、有事法案を後回しにすることもある。答弁する関係閣僚が一緒のため、並行審議になるかもしれない」と述べ、イラク戦の進展次第で法案審議のスケジュールの変更もありうるとの見方を示す。
ただ、自民党橋本派の幹部は「復興支援を行うことになれば補正予算編成が必要だ。攻撃が短期であろうと長期であろうと、予備費で済む話ではない」と首相らをけん制している。これに対し、首相を擁護する党幹部は「1つの国の立て直しには1年も2年もかかる。今国会で(補正の)必要はない」とこれに反論。イラク復興論議は、後半国会の運営をめぐる党内の主導権争いに発展する可能性もある。
【中川佳昭】
[毎日新聞3月21日] ( 2003-03-21-18:54 )