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イラク攻撃を開始した米英軍は20日、フセイン大統領殺害を狙った第1波の限定攻撃に続き、クウェート駐留の地上部隊がイラク側のミサイル攻撃に対抗してイラク軍への砲撃を開始した。米政府当局者はAP通信に対し、20日中にも精密誘導弾の集中攻撃や地上軍のイラク侵入を含む大規模な軍事行動を開始することを示唆した。米国防総省は、イラク南部の油田がイラク側によって放火されたと確認した。
ラムズフェルド米国防長官は20日午前、開戦後初めて記者会見し、「イラク南部の油田3、4カ所が放火されたとの情報を得ている」と語った。また、「フセイン政権の残された日々は限られている」と述べ、短期間での政権打倒に踏み切る姿勢を強調、近く大規模攻撃に踏み切る構えを示唆した。フセイン大統領をねらった第1波の攻撃について、「最初だが最後ではない」と述べ、今後も指導部を攻撃の標的にする考えを示した。米英軍は今回のイラク攻撃を「イラクの自由」作戦と名付けた。
長官はまた、「イラクのフセイン政権はイラク軍に対し大量破壊兵器の使用を命じた」と述べた。近く予想される地上戦に向けて強い警戒感を示したものだ。
米軍は当初、開戦48時間で、湾岸戦争時の10倍にあたる精密誘導弾3千発を投下し、イラク軍の士気を奪った上で、空爆開始数日でクウェートから地上部隊を投入。主要都市や油田などの拠点を制圧し、首都バグダッドに北上するとみられていた。初日の限定攻撃がフセイン政権に与えた打撃などをはかりつつ、本格攻撃に踏み切るものとみられる。
AFP通信によると、米情報当局は、第1波の攻撃当時、爆撃された拠点には、フセイン大統領の側近を含むイラク指導部が集まっていたとみている。
フライシャー米大統領報道官によると、開戦演説から一夜明けたブッシュ大統領は20日午前6時にライス大統領補佐官(国家安全保障担当)から状況報告を受け、同6時55分に大統領執務室に入った。 (03/21 01:26)
http://www.asahi.com/international/update/0320/029.html