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米英軍が大規模攻撃 イラクはミサイル発射
【ワシントン20日共同】対イラク攻撃に踏み切った米軍は20日(日本時間21日未明)、第一波の限定爆撃に続き、地上部隊投入も含めた大規模な攻撃準備命令をクウェート北部に駐留する第3歩兵師団などに出した。ロイター通信が伝えた。
これに先立ち、クウェートの米軍陸上部隊がイラク軍へ砲撃やミサイル攻撃を実施。また地上軍を支援するため、ペルシャ湾展開中の米空母艦載機などがイラクへの空爆を再開した。米軍は英軍とともに本格的な軍事行動に突入、フセイン政権壊滅を目指す。
第一波の攻撃はフセイン大統領らの殺害を狙ったものだったが、同大統領は攻撃開始後、イラク国営テレビで国民向けに演説。「3月20日の夜明けの祈りとともに」と言明しており、「ピンポイント爆撃」は失敗した可能性が高い。
一方、イラク軍は13万人の米軍が集結するクウェートへ向け4発のミサイルを発射。対イラク戦司令部があるカタールのキャンプ・アッサイリヤの英軍広報担当者は、うち2発がスカッド・ミサイルで米英軍のパトリオット地対空ミサイルが迎撃したと明らかにした。
ペルシャ湾配備の米空母キティホークの艦載戦闘機FA18が現地時間の20日午後、精密誘導弾でイラクを爆撃した。