現在地 HOME > 掲示板 > 戦争26 > 415.html ★阿修羅♪ |
|
【アルビル(イラク北部)藤生竹志】イラク北部クルド人自治区では、フセイン政権のクルド人に対する化学兵器攻撃を恐れ、市民が家財道具をトラクターやタクシーに積んで主要都市アルビルやスレイマニヤなどから脱出し、トルコ国境やイラン国境に近い山岳地域に疎開している。アルビルは人口の半数以上がすでに市内を離れた。
家族14人で逃げる準備をしていた農業、アフマド・ハッサン・クルバヒさん(72)は「イラクの化学兵器が怖い。88年に多くのクルド人が毒ガスで殺されたハラブジャ虐殺事件をテレビで見ているから」と話した。クルバヒさんはイラン国境に近い自治区内の山岳地帯で戦争が終わるのを待つというが、テントもなく、ビニールシートの下で雨を避ける生活を強いられる。
[毎日新聞3月20日] ( 2003-03-20-14:35 )