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バクダッド市内では20日午前5時30分(日本時間20日午前11時30分)過ぎ、突然、数十秒間にわたって空襲警報のサイレンが鳴り響いた。約10分後には、イラク軍の対空砲火とみられるごう音とともに、無数の閃(せん)光が夜明けの空を引き裂いた。
そのすぐあと、米国のメディアなどが「イラク攻撃開始」を一斉に報じた。
午前5時45分ごろ、ホテルで電話に出た従業員は「あなたは聞こえないのか、サイレンが鳴っているぞ。質問に答える暇も余裕もない」と電話を慌てて切った。その後はかけてもつながらない。
ほんの1時間前、大勢のイラク人市民が宿泊しているバグダッド市内のホテルでは、従業員の1人が、「廊下を歩くと『時間切れ』を伝えるテレビやラジオの音が聞こえてくるが、誰も部屋からは出てこない」と話した。
市内のホテルは“避難場所”に変わっており、郊外の逃げ場を持たない外国人の出稼ぎ労働者や爆撃の標的となりそうな軍事施設近くの住民や報道関係者など宿泊客は多数多様だといい、ホテルは満員で来客を断ることも。「市民は米軍が一般人や記者が集まるホテルを爆破しないと信じ、逃げ込んできたようだが、果たしてそうなのか神しか知らない」と話した。
「人間の盾」として市内のホテルに滞在している静岡県出身の男性(52)は、「遠くからコーランの声が聞こえるだけで、街は寝静まっており、まるでいつもの朝のようだ」と話していた。
この時は、「街中の要所に警備の姿が目立つほかは、人通りはほとんどない。ホテル内のイラク人は『もうすべてを神に任せるだけ』」とあきらめた様子で話していた」と、開戦直前の様子を伝えていた。(読売新聞)
[3月20日12時35分更新]