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投稿 平成15年03月19日16時10分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)三月十八日(火)
(第五百二十回)
○パトリック・ブキャナンが、彼の主宰する隔週刊誌
「アメリカン・コンサバティブ」、二〇〇三年三月二十四日号で、
シオニスト・ユダヤを批判したことは、当時事寸評三月十三日号
(515回)で触れた。
○このブキャナン論文の全文を読む。
○シャロン・イスラエル首相は、二〇〇三年二月、米国議会の
議員団に対して、サダム・フセインのイラク政権が破壊され
たあと、米国がイラン、シリア、リビアを武装解除することは、
死活的重要性を有する、と言明したと言う。
○更に、イスラエルのモファズ国防相は、米国ユダヤ人組織の
大会に於いて、米軍がバクダットに入ったあと、米国はテヘ
ラン(イランの首都)に対して、政治的経済的外交的圧力をか
けるべきである、と語った、と。
○二〇〇二年七月十日、パール(米国防評議会議長、シオニスト
ユダヤ、いわゆるネオコンの中核分子の一人)は、ローレン
ト・ムラヴィークを招いた。
○ムラヴィーク曰く。
サウジアラビアは悪の中枢部であり、米国のもっとも危険な敵
である。サウジアラビアの諜報機関を含む、テロリストと結び
ついた分子を処刑、もしくは隔離せよ。
さもなくば、米軍は貴国に侵攻し、貴国の油田を接収し、メッカ
を占領する、と。
○ムラヴィークは、更に曰く。
中東に対して取るべき大戦略は次の如し。
イラクは戦術的中心。
サウジアラビアは戦略的中心。
エジプトは、ザ・プライズ(The Prize)である、と。
○エジプトが「プライズ」であるとは、何のことか。
これは、「最後の仕上げ」、といった意味か。
○米軍がメッカを占領した場合、イスラム世界がどのように反応
するか、と言う質問が、その会議で出されたかどうかは分から
ない、と。
○これは狂人の妄想か、
と言うと、そんなことはない。
○米国、イスラエルはアラブイスラム世界の抵抗を排除するために、
核兵器を使用する計画である、と伝えられる。
○核兵器を大量に使用しなければ、米国とイスラエルは、人口十億、
ないし、十三億人、とも言われるイスラム世界を軍事的にたた
き潰すことは出来ない。
○このときのために、イスラエルは、自国は数百発の核ミサイル
を保持しながら、イラク、イランの核武装計画に対し、先制空
爆を敢えてしたのである。
○イスラエルの核ミサイルは、アラブ、イスラムを標的として居
るのみならず、ドイツを含む、ヨーロッパ諸国をも標的として
居る、と言う。
○ブッシュ米大統領は、国連安保理事会での決議なしに、イラク
に対する戦争を間もなく開始すると言う。
○売国奴極悪国賊小泉政権は、即刻、この米国の対イラク戦争を
支持した。
○しかし、イラクは、彼等(イルミナティ世界権力)にとって、
入り口でしかない。
○彼等は、これから、「イスラム処分」作戦を開始する。
○これが、第三次世界大戦への本格的突入を意味することは自明
ではないのか。
(了)