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【カイロ=平野真一】リヤドからの報道によると、サウジアラビアのファハド国王は18日夜、イラク攻撃不参加を再確認するとともに、米国の対イラク政策に懸念を表明した。ただ、イラクの領土保全が確保され、米国が軍事占領しない限り容認するとも受け取れる内容で、親米外交政策と国内世論の反米感情の板挟み状態を如実に表したと言えよう。アブドラ皇太子が国営テレビで読み上げた声明によると、国王は「イラク政府が過去どのような過ちを犯そうとも、イラク国民が代価を支払うべきでない」として、「サウジ軍はいかなる状況下でもイラク領に立ち入らない」と強調。
(2003/3/19/13:44 読売新聞 無断転載禁止)