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福田康夫官房長官は19日午前の記者会見で、イラク情勢が緊迫化していることを受け、国内でのテロ防止対策の具体的内容を明らかにし、関係当局が連携して取り組む方針を強調した。
対策は(1)出入国管理の強化(2)重要施設の警戒、警備(3)核・生物・化学物質によるテロ(NBCテロ)への対処強化(4)ハイジャック防止対策の強化(5)テロ関連情報の収集・分析の強化−の5項目。
出入国管理では不法入国を防止するため、最新鋭の旅券偽造鑑識機器を導入、入国管理要員を2002年度中に120人増やし、入管と警察の連携を強化する。
重要施設警備では米国関連施設、国家の重要施設のほか、原発、空港、公共交通機関での警戒・警備を強化したほか、ハイジャック防止では最も厳しい警戒態勢を敷いている。