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★阿修羅♪
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佐々木敏さんが自分のＨＰ「アカシックレコード」でまた、訳の分からない対イラク戦分析と反戦運動批判を書いています。東京電力の原発停止に伴う電力危機に合わせて、米国は開戦する、だのいつも全然当たらない予測を堂々と展開している「度胸のよさ」というか「懲りなさ」には呆れるばかりです。ひねくれた保守派の中には、こういう「ひとりよがりのロジック」で「自分だけが世界を分かっている」という顔をしたがる「ひねくれ似非インテリ」が必ず出現します。こういう人々の根底にあるのは「大衆は無知だ」という一種のメリトクラシズムで、外務省につきまとう「うさん臭さ」もこれに淵源します。
一方、ずっと誠実に、イラク問題の分析をしている田中宇さんも、ここへきてやや、「分析基軸」のズレが露呈しているように思えます。つまり、米国政権の動向を全て「中道派」と「ネオコンサバ」のコンフリクトから読んでいこう、という手法にやや無理というか、現実との乖離があることがはっきりしてきており、パウエルらの言動を「反戦気運を煽るための逆キャンペーン」と読むのは、「裏目読み」としても無理があるように思われます。
小生はダブヤの好戦路線は、そんなに難しく考えることはなく、単に（小泉同様に）経済政策など内政問題が嫌いで、知識もないため、戦争による緊張政策で、マスコミの失政批判を封じ込め、ナショナリズムを煽って、政権支持率を上げ、再選になだれ込もう、という「お手軽・戦争丸投げ路線」だと思いますよ。なにしろ、「イラク問題について、深く長く考えた」といういつぞやのダブヤの発言についても、カナダ政府高官は「あいつが長く考える、と言ってもせいぜい３０秒が限度だ」とせせら笑われているような男ですから。まったく「アメリカ人は馬鹿だとは思っていたが、まさか猿を大統領に選ぶとは、本当に米国は猿の惑星だ」（カナダ高官）という困った事態です。
もうひとつ、ダブヤは４０歳のころ、アルコール依存症から抜けるのにファンダメンタル派のキリスト教に頼ったようで、この影響が「善悪二元論」「極端な米国式自由の強調」などに現れているようです。
もちろん、チェイニー以下の側近はもう少し利口というかワルですから、石油や軍事産業利権など色んなファクターを背負って、単純なダブヤ猿の「猿回し」をしているのでしょう。
しかし、大量破壊兵器の廃棄を大量破壊兵器を使って行う、という背理は、ライスなどの書く、やや格好をつけたステートメントでも何ら説明されていません。この点について、何でも知っている（ふりをする）佐々木氏らの説明を聞きたいものです。今ごろになって（ライスあたりに煽られて急にクルド人の見方みたいなことを言われても、言われたクルド人もビックリして目を白黒させているでしょう。こういうのを便乗主義的屁理屈といいます）。そもそも（小生はそういう立場は取りませんが）、ナショナリスト風に言えば、国家の自衛権は「国家の最も基本的に権利」であり、保守派ほどイラクの自衛権を擁護すべきです。読売やサンケイの論調は、この点でも全くのマヤカシです。
ただ、先日の東京新聞にちょっと出ていましたが、ネオコンサバの一部、リチャード・パールやクリストルらは、学生時代はトロッキストだったらしい。米国の左翼は基本的にはトロッキストの系統で、有名なポール・スウィジーを始め、最近やでは「世界システム論」で有名なウォーラーステインやウィットフォーゲル、経営学に転向したドラッガーなどいずれも元トロッキストです。パールらがヒステリックに唱える「世界全部に米国型民主主義を普及させることが我々の使命」と言う主張は何となくトロッキーの「永続革命」の陰画のように思えます。その観念性、独善性は共通したものでしょう。「新潮４５」の最新号に浜田和幸氏が、これらの”妄想派”の３０年戦争構想（イラク→北朝鮮→イラン・シリア→サウジ→中国）を呆れながら紹介していますが、今世紀いっぱい、戦争をしよう、というこの連中は即刻、精神病院に収容すべきでしょう。ダブヤ政権の半分は精神異常者でしょう。ちょうどナチスがそうであったように。ガイキチの言うことをあまりまともに受け取らない方がいのかも知れません。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。