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AE92は生きていた。九死に一生を得たとはこのことだ。
些細な段差につまづき、寸前で転んでしまったのが幸いした。彼は、この時ばかりは、老いに感謝した。
しかし、ただではすまなかった。
顔は真っ黒。メガネは壊れてしまって、目の周りだけは白い。彼はカツラをしていたので、頭のてっぺんだけは白く、わずかに残った髪の毛は、チリジリになった。ちょうど、頭の周りに巨大なドーナッツを乗せたような感じだ。
また、恐怖のあまりウンコをちびってしまっていた。
彼は、残された力を振り絞り、避難テントに戻ったのであった。
子供A:AE92を指差し、「パパー、宇宙人が攻めてきたよ」
母親:「キャー、助けてー」
父親:「宇宙人め!自分の星へ帰れ!」
AE92:「いつも似たような事、言われてるから、気にしないよ」 しゃべるたびに、口から黒い煙がでる。
父親:バキッ。AE92に鉄拳一発。
AE92:「えーん」と泣きながら、避難テントを走りさろうと思ったが、もう、その力は無かった。
宇宙人:「さっきやっつけた、動くものがなくなってるぞ。あそこを見ろ、テントがあるぞ、撃てー」
避難民全員:「ぎゃー」
AE92が避難テントに戻ったばかりに、、、