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市場などに空爆、民間人がまた犠牲に
アメリカ、イギリス両軍による空爆で、また、一般の市民が犠牲になりました。バグダッド市内のマーケットにミサイルが着弾した模様で、100人以上の死傷者が出ています。
イラクからの報道によりますと、日本時間の29日未明、庶民で混雑していたバグダッド市内のマーケットに米英軍のミサイルが着弾し、58人が死亡、50人以上がけがをしたということです。死傷者のほとんどは、子どもや女性を中心とした一般市民でした。米英軍の空爆による市民の犠牲としては、これまでで最悪のものです。誤爆の疑いが指摘されていて、イラク側もこの攻撃を強く非難しています。
中東のテレビ各局は、被害を受けた現場の映像を放送していますが、この映像は、すべてをお伝えすることが出来ないような、ひじょうにせい惨なものでした。血まみれの遺体や、原形を失った黒こげの子どもの遺体など、目を背けたくなるような現場のむごたらしい状況を伝えています。
米英軍はこの日、バグダッドへの大規模な空爆を続けた模様で、イラク情報省にもトマホーク巡航ミサイルが着弾しています。情報省ビルは、各国のメディアの取材拠点ともなっていましたが、この爆撃で、ビル内の通信設備はすべて破壊されたということです。
アメリカ軍などによる爆撃が激しさを増すにつれて、中東の各地では反米運動が高まっています。ヨルダンの首都アンマンでは28日、街の中心部にあるモスク近くで3400人がこぶしをあげて反米を訴えました。また、エジプトのカイロやバーレーン、さらにはイランの首都テヘランでも、それぞれ数万人がデモ行進をして、イラク攻撃をやめるよう訴えました。
中東には、アメリカのイスラエル政策をめぐって、もともと根強い反米感情がありますが、今回のイラク攻撃で一般市民への犠牲が増え続けていることから、こうした抗議行動はさらに激化することも予想されます。(29日18:02)