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科学に望むこと
科学の発端には多少いかさまがあったかもしれない。
しかし、科学者たちの誠実な人柄は、やがて自己反省するという科学文化を生み出した。これは、哲学などの世界では当時としては稀有なものであり、これが人々の信頼を勝ち得たのだった。
その自己反省を、少なくとも唯物論には適用すべきでないか。私は少なくとも前世を知っているような気がするのだ。魂のもつ優美なるものを物質論、要素還元論に帰結させていくのは、あまりに物悲しいではないですか。また、宇宙への認識をあたらめるときが来ているのはないかとおもうのです。
科学の名の下に、非現実を生み出してはなりません。これは確かです。常に自己反省を忘れずに。