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Kyoto Shimbun 2003.05.23 News
国立大法人法案が審議入り 参院本会議で趣旨説明
参院は23日午前の本会議で、国立大を国の直轄から切り離し、独立した法人にする国立大法人化関連6法案の趣旨説明を行い、審議入りした。
質疑で民主党の岩本司氏は「教育、研究や経営方針を決める中期目標は文部科学相が策定し、運営交付金の配分に反映する評価も文科省に置く評価委員会が行う。入り口、出口を官が握ったままの法人化だ」と指摘。共産党の畑野君枝氏も「文科相が学長の任命、解任権を持てば、国が立てた目標を忠実に実行させるだけだ。学問の自由に反する」と述べ、法人化で国の関与が強まるだけだと主張した。
これに対し、遠山敦子文科相は「国による財政措置を前提としており、責任ある対応として、一定の関与が必要。中期目標の策定でも、大学の意見に配慮する。自主性、自律性を損なうことはない」などと反論した。
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003may/23/CN2003052301000198A1Z10.html