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12人の犠牲者を出した地下鉄サリン事件で、サリン散布の実行役として殺人などの罪に問われた元オウム真理教幹部、横山真人被告(39)の控訴審判決が19日、東京高裁であった。原田国男裁判長は「被告の果たした役割は非常に大きく、責任はあまりに重大」として、死刑とした一審・東京地裁判決を支持、弁護側控訴を棄却した。弁護側は上告する方針。
教団による一連の事件で二審も死刑となったのは弁護士一家殺害事件の岡崎一明被告(42)=上告中=に次いで2人目。原田裁判長は、一審が退けた取り調べ中の警察官の暴行について「あった疑いが濃厚」と指摘、被告の矯正の可能性についても「不可能とまではいえない」としたが、「行為や結果の重大性、悪質性が量刑判断では圧倒的な比重を占める。死刑回避は相当でない」と判断した。
実行役5人中、横山被告が担当した地下鉄の路線では死者が出ていないが、「偶然重大な結果が発生しなくても、組織全体で実現した結果に対する責任を死刑で負わせることは何ら不当ではない」と量刑不当の主張を退けた。 (21:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20030519AT1G1902G19052003.html