現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件4 > 152.html ★阿修羅♪ |
|
04/12 01:16 工場爆発で死者7、不明2 花火の火薬配合作業中 社会130
十一日午後一時二十三分ごろ、鹿児島市西別府町二六六○、花火
工場「南国花火製造所」(中河節社長)の火薬配合所で作業中に爆
発が起き炎上、中河社長の二男博さん(33)ら男性従業員七人が
死亡、二人が行方不明、一人が重体となった。また通行中の住民と
女性従業員二人の計三人が、骨折などの重軽傷を負い、市内二カ所
の病院に運ばれた。
鹿児島県警は同日、爆発事故対策本部を設置し、七遺体の身元を
確認。行方不明者の捜索を急ぐとともに、業務上過失致死傷容疑な
どで、作業工程で安全管理が徹底されていたかなどについて、中河
社長から事情を聴いている。
花火業者を指導監督する経済産業省原子力安全・保安院も担当者
二人を派遣した。同院によると、一九八○年以降に起きた花火工場
事故としては、九○年に愛知県で七人が死亡した事故に並び最悪の
死者数。
県警は同日午後八時すぎ、工場内の捜索を中断し、十一日午前七
時半から再開予定。県は火薬類取締法に基づき、同社に緊急停止命
令を出した。
県消防防災課などによると、最初に配合所で爆発があり、その後
、数メートル離れた金属などを保管する原料庫二棟も爆発、付近の
火薬の一時置き場が吹き飛んだ。配合所では従業員二人が作業中で
、原料庫などには数人の従業員がいたという。
火薬配合作業は午後零時四十五分ごろから行われていた。火は午
後一時五十四分に消し止められたが、同市消防局によると、建物計
約二十五棟が損壊、周辺の住宅約四十戸や高校などにガラスが割れ
るなどの被害が出た。
事故に巻き込まれ骨折した松山せい子さん(48)は、現場付近
を散歩中だった。
約三百メートル離れた鹿児島実業高校では大きな爆音が三回聞こ
え、爆風で体育館や食堂のガラスが割れた。事故当時、約三十人の
職員が残っていたが生徒はいなかった。
南国花火製造は従業員約二十人。同工場は、鹿児島市中心部から
約五キロ離れた南九州自動車道鹿児島西インターチェンジ近くの山
間部にあり、総面積は二万平方メートル。
(了) 030412 0115
[2003-04-12-01:16]
nifty共同通信24時間ニュース