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[中日新聞] 2003.03.31
名古屋市北区の強殺未遂
友人にも凶器向ける
無差別犯行の可能性も
名古屋市北区東水切町の路上で三十日夜、女性看護師(22)が中年の女に刺された強盗殺人未遂事件で、女は看護師を刺した後、一緒にいた看護師の友人女性(22)にも「(おまえも)刺してやる」と包丁を構えていたことが分かった。犯人が無差別に通行人を狙った可能性があることから、地元の小学校などは警戒を強め、対応を練り始めた。
名古屋・北署の調べでは、下腹部を刺された看護師の同市中村区藤江町一、菅谷悦子さん(22)は意識不明の重体のままで集中治療を受けている。愛知県警は三十一日、五十人態勢の捜査本部を立ち上げた。
道を尋ねるふりをして菅谷さんを刺した女は、逃げようとする友人女性にも再び包丁ようの凶器を向けたという。女性は家族らに「もう一度(私の方を)襲ってきたが、私は犯人との間に自転車があったから大丈夫だった」と話した。
名古屋市北区では二十八日にも、保育園児(4つ)が近くに住む知的障害の男に突然、路上で襲われて重傷を負ったばかり。男は現在、検査入院しているが、地元住民は相次ぐ通り魔的な事件に衝撃を受けている。
看護師が襲われた現場を学区に抱える杉村小学校の荒木修教頭は「春休み中だが、大変心配している。パトロールなどの対応を早急に練りたい」と話す。
園児が襲われた上飯田東保育園では園内に張り紙をし、保護者に「送り迎えの時は(子どもの)手を離さないで」と呼び掛けている。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20030331/eve_____sya_____006.shtmlh