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対イラク「戦争」が始まり、このサイトには以前にも増して、コピー&ペイストによって他のサイトなどから持ってきたニュース記事などの投稿が盛んになっています。しかし、そのニュース記事投稿の大多数は、下記に示す(著作権法で認められている)「公正な引用」の要件を満たしていない、安直なコピペになっています。
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【●著作権法で容認している「公正な引用」のための要件について】
http://www.askaccs.ne.jp/kategorie/ans/ca178.html
著作物を利用して資料をつくる場合、資料への「複製」(転載)または「引用」をした、ということになります。公表された著作物を「引用」として利用する場合、特に著作権者から許諾を得る必要はありません(著作権法第32条第1項)。「引用」とは、「報道、批評、研究」などの目的上正当な範囲内 で他人の著作物を自分の著作物の一部として引き写す(コピーする)ことで、少なくとも
(1)人の著作物を引用する必然性があること
(2)自分の著作物と、引用している著作物が、かぎ括弧をつけるなどして区別されていること
(3)自分の著作物と引用した著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主であること)
などの「公正な慣行」に合致していなければなりません。
また、引用に際しては、著作物の出所を明示しなければなりません(著作権法第48条第1項第1号)。
公正な慣行に合致し、出所が明示されていれば特に許諾なく利用できます。
質問のよう発表資料の場合、特に「(1)自分の著作物と引用した著作物との主従関係が明確であ ること(自分の著作物が主でなければならない)」について十分検討してみてください。たんなる資料 集であれば、「引用」にあたらないでしょう。
「引用」にあたらない場合は「複製」となりますので、著作権者の許諾を得てください。
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「公正」ではないコピペによるニュース記事が「阿修羅」サイトに氾濫していることに、私はかなりの危機感を抱いています。その理由は次のようなものです。
【1】あの“2ちゃんねる”でさえ、引用記事の真偽を示す根拠として「ソース」の提示は必須である、という“文化”が定着しているのに、「阿修羅」にはそうした最低限の習慣さえ、定着していない。それゆえ、偽情報が容易に掲示される危険性がある。(ニュース記事の紹介者は、少なくとも引用元のメディアの名前や日付、URLを示すべきですが、そうした最低限のことさえ守られていません。)
【2】「阿修羅」は、既成のマスコミが伝えないオルタナティヴな情報を知ることができるチャンネルとして、重要な存在意義を有していると思うし、そうした代替的・補足的な情報チャンネルの活用によって、市民のメディア&情報リテラシーが鍛え、開発していくことが、「阿修羅」の社会的な潜在力なり“強み”だと思うが、真偽不明の情報が氾濫し、それを放置していると、情報に対する責任ある主体的な取り組み方を鍛える場所にはならず、むしろデマ情報や偽情報をばらまく心理戦争の悪しき舞台として利用されかねない。
【3】「公正な引用」という法的慣行さえも否定してネットコンテンツの不当な独占を図ろうとする既成メディアが、「阿修羅」に投稿された「公正でない引用」に言いがかりをつけて、このサイトに不当な圧力をかけてくる恐れがある。
そういうわけで、管理人さんのほうから、ネットや新聞や雑誌などから引用を行なう投稿者に対しては、「公正な引用」を心がけるように注意してもらえませんか。あるいは、投稿のルールというのを設定する必要があるのかもしれません。
こういう優れた潜在性を有する投稿サイトがあるのですから、その利用者は、サイトの利用をつうじてさらに賢明になるべきです。「公正な引用」という規範をわきまえておくことは、メディア情報を使ううえで、一種の“機甲装備”を身につけるようなものです。まずもって我が身と見方の防衛のためであり、攻勢的に進撃するための装備でもあるのです。