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経済効果740億円、慎太郎カジノの中身 パチンコ方式で、来年正月にも…
「お台場カジノ構想」をぶち上げている東京都の
石原慎太郎知事。圧倒的な得票で再選を決めると、
「来年正月をメドに始める」と言い切るなど実現に
向け大きく動き始めた。すでに用地は確保され、テ
ント造りで地域限定通貨を使うといった具体的な話
も…。平成大不況の中、数少ないフロンティア事業
とあって、関連企業も秋波を送る。関係者はひと儲
けといくのだろうか。
【秒読み】
石原都知事による「正月カジノ」発言はインタビ
ューの中で飛び出し、具体的な運営法も「パチンコ
屋と同じような景品を出す、大きなテント、仮設ドームみたいなものを、お台場でやっても
らおうと思っている」と話している。
カジノ開設には、賭博を禁止した刑法の改正など
ハードルが高く、構造改革特区でも、警察庁など所
管官庁が難色を示し、認められなかった。
そこで、「石原知事としては、現行法の中で、暴
力団の介入もない、経済効果や税収もあるというデ
モンストレーションをやろうということではない
か」と、日本カジノ学会理事長で評論家の室伏哲郎
氏は解説する。
「パチンコ方式」なら、現行法でも対応できると
いうわけだ。
308万票という得票は、その「実行力」に対する期待が大。その「民意」も追い風にな
るのは間違いない。
PR会社が先に発表した調査(男女計1000人対象)でも反対27%に対し、賛成が4
6%と大きく上回る結果となった。
【具体案】
石原発言から浮かび上がるカジノの青写真は次のようなものか。
《りんかい線・東京テレポート駅西側の都有地約10ヘクタール。大型テント「カジノハ
ウス」を建て、スロットマシンやカードゲームのテーブルを設置。地域限定通貨を使い、周
囲にはレストランや劇場も開設》
具体化に向け、作業は進行しているのか。
都担当者は「まだゼロの状態」(産業政策部の村野陽子課長)と素っ気ない。
ただ、都が昨年に公表した報告書では、東京にカジノを作れば、カジノハウス単体でも年
150万人の入場者、消費額300億円、経済波及効果は年約740億円に達し、約450
0人の雇用が生まれる−と推定。
規模もテーブル54台、スロット3124台と具体的な数字が挙げられ、この試算が「正
月カジノ」の叩き台になることが考えられる。
室伏氏は「土地は都有地があるのだし、テントや機械はすぐに用意できる。期待大だとみ
ていいだろう」と話す。
【新市場】
「(企画や運営は)都がやるわけではなく、ある企業とある専門家に検討させている最
中」
石原知事は具体的取り組みについて、こうも話している。
「ある企業」がどこなのか気になるが、「昨年10月、都庁で行われたカジノイベントの
協力企業が有力」(事情通)。
このときは約10社が参加、スロットは「コナミ」、ルーレットなどは「マツイ・ゲーミ
ング・マシン」がかかわった。
ただ、両社とも「イベントは都の要請で協力したが、その後、都からのアプローチはな
く、具体的な動きはない」。
表向きの動きがないのは「海外のカジノを相手にする企業は先頭を切って動きにくい。海
外カジノは犯罪を締め出すため、免許も厳しく、企業活動にもかなり気を使う。カジノが合
法でない日本で積極的に活動をするとマイナスになる恐れがある」(業界関係者)。
また、事業として成り立つのか見極める思惑もあるようで、「現実にお金を動かしてこそ
カジノらしくなるが、今のように制約がある中で、運営していくには、かなり魅力がないと
楽観できない。都も予算が厳しいだろうし、どう採算を取っていくのか。具体的イメージが
持てない」(マツイ社の広報担当)。
もっとも、カジノが実現すれば巨額のカネが動くだけに「利権の巣窟」となるおそれもあ
り、室伏氏も「公開入札で参入企業を決めるなど透明性確保が重要」と指摘。
結局、カジノは石原知事がどうダイスを振るかにかかっているのだ。
ZAKZAK 2003/05/26
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_05/2t2003052601.html