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(回答先: Re: 石原慎太郎は危険 投稿者 平成桃太郎 日時 2003 年 4 月 22 日 08:47:16)
>それからあなたは国家の恩恵を受けていないんでしょうか。
>受けていてもそれを煩わしい、必要の無いものだと考えているのでしょうか。
>文化的で安全で豊かな生活がおくれるるのは国家があって出来る事です。
しかしこの文脈で「恩恵」といわれるとちょっと同意しかねます。有り難く頂戴しろ、ってことですか?
国家というものはその構成員が自分たちの利益のために維持運営していくものであるはず。巧く運用できれば便利だと思いますが、場合によっては一部の人間に過剰な利益をもたらすものにもなりますし、っていうか少なからずそうなっちゃってますよね。ついでにいえば、庶民の多くはそんなに「文化的で安全で豊かな生活がおくれ」てないと思いますうのですが。
さて、このやりとりではまず、アジアの風来坊さんが
>国家があって個人が生活出来るんです。
と普遍的なことのようにいっているので、それをうけて都民(2番目の) さんは
>大体、国家などという非実体的な法人を実体的な個人生存の前提条件にするな>ど、
>錯誤も甚だしい。個人あっての社会であり、国家なのである。個人がいなけれ>ば、
>社会も国家も存立し得ない。
と述べたわけです。
言わんとするところは何を前提条件と考えるか、という話であり、思うに、小林よしのりが言うような神聖化された国家などを夢想するのはアホや、ということではないかと…ちょっと勝手ですが。
世界にはまだ国家が統治していなくても存続する地域社会はあるわけですし、国家の存在が社会を存続するための不可欠な条件とは言いきれないわけですから。
日本で日本人として暮らしているなかで、この国家の『利便性』を否定するのは難しいですけどね。