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ナチズムは逆さまのシオニズムだという説がある。特別に自
然の中で(超自然的に)祝福された一部の北欧系のコーカソイ
ド(白人)による世界支配とそのための征服戦争。そして、彼
らは生成途上の神としての人間から「神人間」となろうとする。
そういう意味でなら、キリスト教は簡易普及版のシオニズム
であると見ることも出来そうである。ここでもすでに知恵の実
を食べて理性を獲得した人間がさらに禁断の命の実を食べて永
遠の命を獲得し神のようになるという「人間神化」の問題が横
たわっている。
少なくとも表向きのシオニズムには「人間神化」の問題など
とりあげられてはいないように見える。ただ単に「救世主」た
るダビデ王統の者による世界支配が語られているだけにも思わ
れる。このことすらユダヤ教という戒律宗教とか近代の政治的
イスラエル国家建設運動とかの色眼鏡を通してみれば分かりづ
らくなっている。
それでは、少なくとも中古以降の日本神道はどう位置付けれ
ばよいのだろうか。単純なアニミズムでは片付けられないはず
だし、「天皇教」としてとらえるとあまりにも狭い感じがする。
道鏡事件の時、道鏡を天皇にしてよいかどうかの神託は伊勢
神宮でとられたわけでは無かった。渡来系の辛島氏に氏神とし
て祀られていた宇佐八幡宮にわざわざ九州までとりに行ったの
である。
日本の皇室はアマテラス大神の子孫でありその神的権威を地
上で持っているから皇位の正当性があるはずなのに、これはど
ういうことなのだろうか。八幡神は新羅系の源氏の神であるだ
けでなく、京都の広隆寺では渡来系の秦氏の氏神として秦の始
皇帝と並んで祀られている。これだけ外国起源をあからさまに
感じさせる神様になぜ皇統の改廃権があるのだろうか。
私はこの日本という国家と「人間神化」との間には何か深い
関わりがあるような気がしてならないのだ。ここには、「神」
とか「天使」とかいった存在が一体何を意味するのかという人
類の古くからの問題にも関わっている。そして、そこには近代
的な意味ではない広義のシオニズムの本質もまた隠されている
のではないだろうか。
天使の特徴には、「空を飛翔する」ことや「不死である」こ
と、「光輪や翼を持つ」ことなどが挙げられる。それは外見上
は人間と似ており、天使は人間の進化が行き着く先であるとい
う見解もある。
天使は純粋な霊体と考えられている場合もあるが、物質的な
身体を持っているというのがヨーロッパ・ユダヤ・イスラム文
化圏のもともとの常識であった。
天使の住処は普通は「天界」か「神の宮殿」あたりになって
いるのだろう。霊魂と身体が結びついている人間こそが天使で
あり、悪魔は神罰によって肉体を持てなかった霊体天使である
という見解もある。