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(回答先: Re: 反省 投稿者 Gee 日時 2003 年 4 月 23 日 02:04:31)
ノンフィクションと銘打った本が刊行されたり、
その権威が評価されたりされなかったりという事と、
そこに真実が書いてあるかどうかは明らかに別の問題です。
自然科学で捉えきれないものや、完全に一般社会の枠外に存在
するのものは通常、便宜上存在しないとみなされるものですが
それはそういう世界の在り様と一般的世界認識の間に表面的な
接点が無いという事を示しているに過ぎません。
未知の何かを主張する場合、結局それをいわゆる「証明」する
ものは俗で普遍的な何かを示す事によってするしかない訳で、
それはたとえばノンフィクション本の出版だったり映像作品
だったり科学論文だったり超大国の強力なプロパガンダ
であったりする訳で、
俗の域を出てしまう対象は結局、俗に置き換えて普遍的理解を
するしかないので変換ではあっても理解ではなく、
その時点では(=未来は分からない)、本質的に手の届かない
領域だと思われますし、その辺の世界やその住人を描く手法が
ぶっ飛んだ物になるのは実に致し方ないですし、
能動的であれ他動的であれそういう領域を凝視する人が
一種の狂人とみなされるのも仕方ありませんので、
結局は各人が生活感覚を全力で働かせて、
自分が守らんとするものの為になるべく上手くやっていくしか
無いのではないでしょうか。