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全国の刑務所でC型肝炎に感染している受刑者に対して、治療に有効とされる抗ウイルス薬「インターフェロン」が使用された件数が過去10年間でわずか1件だったことが28日、明らかになった。同日の衆院法務委員会で、山花郁夫氏(民主)の質問に横田尤孝法務省矯正局長が答えた。
横田局長によると、昨年10月現在で、C型肝炎に感染している受刑者は、1259人にのぼった。
C型肝炎は、放置すると肝硬変や肝がんへと進行することが多く、覚せい剤常習者は感染している確率が高いとされている。厚生労働省によると、インターフェロンによる治癒率は3―4割という。
山花氏は「C型肝炎が原因とみられる受刑者の死亡例が目立つ。インターフェロンは1回10万円単位の費用がかかるとはいえ、使用例が少なすぎる」と指摘した。
横田局長は「予算上の問題でなすべきことをしていなかったとしたら問題」と述べ、刑務所のC型肝炎に対する医療体制を調査する考えを示した。
(2003/5/29/00:09 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20030528ia30.htm