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内閣府は二十二日、高齢者の健康に関する意識調査結果をまとめた。前回調査(一九九六
年)と比べ、食生活の改善など自己管理への関心が全体的に伸びている半面、行政への期待
がすべての項目で低下した。同府では「行政に頼らず、健康管理を自ら行う意識が高まって
きているのではないか」と指摘する。
健康維持のための心がけは、「休養や睡眠を十分とる」が60.4%、「規則正しい生活
を送る」が53.0%と、それぞれ前回から20ポイント以上増えた。「栄養のバランスの
とれた食事をとる」は49.5%で、約10ポイント伸びた。
食生活では、手作りの食事に注目するなど積極的な姿がうかがえる。「規則正しい食事」
が54.6%を占めた。「手作りの料理を増やす」は41.5%、「食品の安全性(無農
薬、無添加など)」は20.4%の人が関心をもっている。外出頻度は、都市と農村で地域
差がみられた。「週に一日以下」しか外出しないが、大都市では7.1%だったが、農村部
では21.6%もあった。同府は「町村は車がないと外出しづらいことが背景にあるので
は」とみる。
また、介護保険制度の導入を受け介護をめぐるお年寄りの意識変化もみられた。介護を頼
む相手として「子ども」を挙げた人は52.8%と、前回から20ポイント近く低下。逆に
ホームヘルパーの利用希望が7ポイント増えて19.1%に達した。お年寄りの自立意識の
高まりがうかがえる。調査は、お年寄りの健康づくりや介護予防などを進めるため、全国の
六十五歳以上の男女三千人にアンケートした。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/flash/flash03052307.html