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(回答先: コンビメートリックスがSARSウイルスに対するsiRNAを合成 2003年5月7日[バイオビジネス・ニュース] 投稿者 十夜 日時 2003 年 5 月 20 日 19:10:32)
キーワードは、ヘリカーゼ、プロテアーゼ(NTPase)、ポリメラーゼです。で、こんなのも見つけました。少し前ですが初出ですよね。転載します。
日本SGI、治療薬開発に向け、北里大とSARSのタンパク質立体構造を予測
2003/5/12
日本SGIは、北里大学薬学部の梅山秀明教授を中心とした研究者とともに、アジアを中心に猛威をふるう新型肺炎(SARS=重症急性呼吸器症候群)のタンパク質立体構造を世界で初めて予測した、と発表した。構造データは、ワクチンや治療薬の開発支援のため、無償で提供される。
構造予測には、ホモロジーモデリング法にもとづき梅山教授が開発した技術を使った立体構造予測ソフトウェア「PDFAMS Pro」「PDFAMS Ligand」が用いられた。研究グループは、このソフトウェアを用い、米疾病対策センター(CDC)などから公表されたSARSウイルスのゲノム配列をもとにして、ウイルスの自己増殖性に関係する酵素タンパク質「Proteinase」「RNA Polymerase」「Helicase」の立体構造を予測した、という。ホモロジーモデリング法は、タンパク質の3次元構造を1次元配列(今回の場合はSARSウイルスのゲノム配列)から推測する技術。
現時点では、SARSの治療薬は世に出ていないが、今回、SARSウイルスの中で人体に影響を与えるとされる3つの酵素タンパク質の立体構造が予測されたことで、この3つをいわば狙い打ちした新薬の開発が行える。また、立体構造予測は、新薬開発においては第一ステップとなる段階とされるが、製薬メーカーなどは、今回の結果を用いることで開発のスピードアップが図れるという。
梅山教授は、「これらの情報を使って、産学官の知恵を動員し、一刻も早いSARS疾患に対する医薬品が創られることを期待します」とコメントする。研究グループでは、今後も予測精度を向上させるなど、さらに研究を推進していく予定。なお、今回の研究では、梅山教授を中心とし、日本SGIはコンピュータシミュレーションにおける技術提供を行った。
研究結果は、梅山教授らの研究成果の事業化を目的としたベンチャー企業インシリコサイエンスのWebサイトで公開されている。
WHOの5月10日付の統計によれば、SARSの感染者は世界各地で7000人を超え、死者は500人以上に達している。
COMPUTEX TAIPEI 2003延期決定、SARS感染拡大の影響
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/04/30/05.html
インターネットにもSARSが登場 - SARSに便乗したワームが流布
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/04/25/36.html
インシリコサイエンス
http://www.pd-fams.com/
北里大学薬学部
http://www.pharm.kitasato-u.ac.jp/
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