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金沢大学遺伝子研究施設長の山口和男教授(遺伝子学)は19日、市販されている4メーカーのマヨネーズから感染症「Q熱」の病原体・コクシエラ菌の遺伝子を確認したと発表した。山口教授は「病原体の生死は分からない。直ちに健康に影響があるとはいえない」としている。厚生労働省監視安全課は「流通の実態から見ても危険とは言えない」と話している。
Q熱はインフルエンザに似た症状でほとんどは数週間で回復するが、死亡するケースもある。明確な治療法が確立しておらず、感染経路もよく分かっていない。
山口教授は民間の人獣共通感染予防医学研究所(富山県)と共同で研究し、金沢市内の小売店で購入したマヨネーズ計15検体を調べた。うち、Q熱の遺伝子が確認された4検体についてさらにPCR増殖法と呼ばれる方法で調べたという。
全国マヨネーズ協会(東京)の話 Q熱の専門家の指導を受け検査したが、原料の卵からは検出されていない。マヨネーズからの感染の事例は国内外でも報告されていない。検出方法を公開し、学会に報告して広く意見を聞くべきだ。
【浜本年弘、平本泰章】
[毎日新聞5月19日] ( 2003-05-19-21:07 )