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【台北・飯田和郎】日本への観光旅行から台湾へ戻った男性医師(26)が新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)に感染していた問題で、台湾外交部門のトップ、簡又新・外交部長(外相)が謝罪の談話を発表したことが台湾政局に波紋を広げ始めた。最大野党、国民党の有力幹部は「限度を超えている」と批判。10カ月後の次期総統選を視野に、野党側はSARS問題で駆け引きを活発化させそうだ。
簡部長は17日夜、「日本国民に不安と混乱を引き起こし、おわびする」との談話を発表。再び同じようなことが起こらないよう最大限の努力を払うと強調した。
坂口力厚生労働相が週明けにも台湾側に抗議する意向を示したことに対し、日台関係への影響を最小限に抑えようと先手を打ったとの見方もできる。
有力紙「中国時報」「聯合報」など18日付台湾各紙は「外交部長の謝罪」を1面トップで報じ、関心の高さを示した。医師が所属する総合病院「馬偕記念病院」も17日夜、日本国民に謝罪を表明している。
一方で、問題の医師自身は17日夜、日本への旅行前、「SARS感染を知らなかった」と話している。軽率な行為とはいえ、台湾では故意ではなかったとの認識から日本国内の反応は過剰との受け止め方もある。
国民党の立法院(国会)委員団の劉政鴻書記長は18日、「医師が日本へ行ったのは確かに間違いだが、馬偕病院もすでに謝罪している。政府がさらに謝罪したのは度を超している。議論の余地がある問題だ。国家として品格を守るべきだ」と陳政権をけん制した。
陳政権の閣僚である陳建仁衛生署長(衛生相)は18日、馬偕病院の謝罪について「模範になるだろう」と語るなど一連の謝罪を支持する姿勢だが、謝罪が台湾の住民意識の高揚に結びつきかねない可能性もある。国民党の劉書記長の発言は、台湾住民の感情を十分に計算したものといえる。
台湾で初の政権交代を実現した陳総統は20日、就任3周年を迎える。台湾政界はすでに次期総統選に向けて走り始めている。伝統的に日本の政界・財界と太いパイプを持つ国民党は、陳政権のSARS禍への対応を「失敗」として非難を強めそうだ。(毎日新聞)
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今回の台湾政府の対応は、引き起こした事実を考えると妥当なもの。故意であろうとなかろうと、日本にとっては今回の事件は災難でしかない。国民党のこの発言は、日本に対しての侮蔑の感情が多分に含まれたものであるといえる。
ところで、「伝統的に日本の政界・財界と太いパイプを持つ国民党」の「日本の政界・財界」とは何を指すものなのでしょうか?日本の国益を害する分子が存在するということですね。まったくけしからんですね。