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【北京18日加藤直人】新型肺炎(SARS)対策への日本からの援助に対し、中国が率直に「感謝」を表明する場面が増えている。中断した日中首脳会談を今月末にロシアで実現するため、日中両国は最終調整に入っており、中国側も対日関係改善に向けたシグナルを送っている。
十七日付の北京日報は、新型肺炎対策のため北京の日本大使館が、北京市政府に二万着の防護服を贈ったことを伝え、北京市副市長が「感謝を表明した」と明記した。
今月八日には、日本からの総額約二億五百万円相当の援助物資の一部が中国政府に贈られた。この際、中国科学技術省の苑曙光副局長は「最も困難で最も支援が欲しい時に、国際社会に先がけた日本の支援に心より感謝する」と率直に 礼を述べた。中国外務省も定例会見で日本の援助に「非常に感謝している」と繰り返し表明している。
日中関係では、日本からの膨大な政府開発援助(ODA)にも公式に感謝が伝えられることが少なく、靖国神社参拝など歴史問題ばかりがクローズアップされることが多かっただけに、大きな変化といえる。
中国外交筋は「江沢民氏から胡錦濤氏への国家主席ポストのバトンタッチが対日関係の底流を変えた」と指摘。第二 次大戦中の個人的体験から日本にマイナスイメージを持つ江氏に対し、一九四二年生まれの胡氏にはこうした側面は少ない。同筋は「胡主席の日本重視の姿勢が、各方面の率直な感謝表明につながっている」と分析していた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20030519/mng_____kok_____003.shtml