現在地 HOME > 掲示板 > 不安と不健康4 > 505.html ★阿修羅♪ |
|
中国産鶏肉輸入停止 国産価格上がらず
中国産家きん肉の輸入停止で、食品メーカーが原料調達の変更を急いでいる。代替
先はタイ、ブラジル産で、二割のシェアを持つ中国産の縮小は必至だ。鶏肉業界は輸
入物と国産とのすみ分けが定着しており、増羽が続く国産は価格の上向く気配がみえ
ない。
鳥インフルエンザウイルスが見つかったことから、農水省が輸入停止に踏み切った
十二日以降、食品メーカーは急きょ仕入れ先を変更している。中国に自社工場を持つ
大手冷凍食品メーカー加ト吉は、加熱処理した加工品輸入は継続するが、大半を占め
る冷蔵、冷凍品は「タイへのシフトを加速する」(同社)考え。
仕入れ先を中国からタイ、ブラジルに切り替えてきたニチレイも原料調達の分散を
一層進める方針だ。
鶏肉小売業者は「輸入商社の中にタイやブラジル産を抱える動きが始まっている。
輸入品の値上がりは避けられない」と危機感を強める。
中国産は二〇〇一年にアヒル肉から鳥インフルエンザウイルスが見つかり、輸入量
が急減した。一九九八年度に四割あったシェアが〇二年度は二割まで落ち込んだ。
ただ、牛海綿状脳症(BSE)の代替で増羽が続いた国産は、在庫が潤沢で弱気な
取引に終始している。先週末(十六日)の価格(中値・農水省調べ)はモモ肉が一キ
ロ五百五十二円で、輸入停止の十二日に比べ六円安となっている。
食肉業者は「国産の冷凍物も割安感があり、中国産の不足分は在庫で対応できる。
価格の影響が出るのは先になる」とみている。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/topnews/topnews03030519.html