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新型肺炎 台湾人医師 患者看護、WHO指示違反し来日
観光で関西を訪れた台湾人医師が帰国後、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の疑いで隔離された問題で、厚生労働省は十七日、医師が宿泊したホテルの従業員などの疫学調査の状況について「健康に異常が見られる人はいなかった」と発表した。同省は同日、疫学調査の専門家と同省の担当職員二人を近畿厚生局(大阪市)に派遣することを決めた。
厚労省によると、医師が発熱した後、十日から十三日までは、台湾人のツアー客は貸し切りバスを利用。途中でフェリーに乗ったほかは、公共交通機関の利用はなかった。
宿泊先の大阪、京都、兵庫、香川の各ホテルでは、医師と接触した可能性のあるフロント係やトイレなどの清掃に当たった従業員から優先的に、聞き取り調査を進めているが、いまのところ体調不安を訴える人は出ていない。
同省は「リスクの高いバス運転手とホテル従業員に現時点で発症者がいないことから、他の二次感染の可能性は低い」としている。
医師が帰国する際に利用した航空機に同乗した日本人九人については、「六人は連絡が取れ、健康に問題がないことを確認。残る三人のうち一人については予約チケットから本日、帰国するとみられる」と述べた。
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台湾で新型肺炎患者の治療を担当し、自身も感染している恐れがあった医師が、日本国内を観光したことに厚生労働省は十七日の記者会見で「医師は確信犯だ。台湾当局も遺憾の意を表明している」と強い口調で批判した。
世界保健機関(WHO)は患者を看護したり、つばなどの飛まつや体液に直接触れた人について出国を見合わせるよう指示しているが、台湾の医師は、これに反して来日していた。厚労省の担当者は「国内での対応についてあらゆるパターンを想定していたが、台湾人の医師は予想外だった」と語った。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030517/eve_____sya_____000.shtml