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(ある会員制MLより転載)
2003年日本産業衛生学会総会の予稿集から
アルコールはIARCの発がん性評価ではグループ1(発がん性あり)となっている。
低周波磁界はぐループ2Bで、発がん性があるかもしれない というレベルで
ある。
飲酒の影響を調際した報告があった。 2003-5-15 三浦
BP042 飲酒の腫瘍増殖作用について
○今井常彦])、大本美彌子1)、武田秀勝1)、大道正義1)
1)東邦大学医学部衛生学、2)麻布大学環境保健学部 3)札幌医科大学医療保健
学部理学療法学科
【はじめに】
飲酒は口腔、咽頭、食道、肝臓の癌の原因となることが知られている。
我々はこれまで長期飲酒の生体影響についてヒトおよび動物実験により
多面的に観察を続けている。
本研究では、加齢による精巣腫瘍である間細胞腫の自然発症の観察に適した
フィッシャー系雄ラットを用い、長期飲酒と間細胞腫の発症との関連について
観察したので報告する。
【方法】
生後5ヶ月齢時フィッシャー系雄ラット18例を実験に供した。
1ヶ月間の予備飼育の後、
1) エタノール投与(Alc)群・7例:
投与開始時期および投与期問は生後6ヶ月齢時から24ヶ月間。アルコール飲料
として16%エタノール(日本酒)自山摂取。
飼育飼料は市販粉末飼料(CE-7・日本クレア)自由摂取。
2)対照(C)群・11例:
同生日数でAlc非摂取。Alc群の摂飼量と同量の飼料および、摂取工タノール量
と等カロリーのグラニュー糖摂取。飲料は水道水の自由摂取。
観察時期は生後30ヶ月齢時。観察方法:精巣重量測定し、体重比算出、光顕に
よる病理組織観察。
【結果および考察】
1)観察終了時体重=Alc群は271.1±51.3g, C群は303.9±35.0gで、
2群問に有意差なし。
2)精巣間細胞腫の出現頻度:Alc群は7例中7例で100%、C群は11例中10例で91%、
2群問に有意差なし。
3)精巣重量(両側合計):Alc群は5.82±3.44g, C群は2.61±1.58gで、 4)病理組織所見:Alc群と対照群では所見に差異なし。 以上、腫瘍発症頻度には、Alc群とC群の間に有意差が見られないこと、 写真などもあり、興味のある方は原著を読んでください
ALc群が有意(p
あり、Al1c群が有意(p<0.05)に高値。
腫瘍の大きさはAlc群が有意に大であることから、
長期飲酒は腫瘍に増殖に促進的に作用することが示唆されたと考える。
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