現在地 HOME > 掲示板 > 不安と不健康4 > 447.html ★阿修羅♪ |
|
【北京・浦松丈二】中国の新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)を調査している世界保健機関(WHO)のダニエル・チン医師は13日、北京市内で会見し、感染させる力が極めて強い5〜6人の「スーパー・スプレッダー」が同市の感染拡大を招いたとの見解を明らかにした。
チン医師は「1人で30〜40人に感染を広げるケースが報告されている」と話し、香港から3月15日に中国国際航空で北京に戻った男性(72)のほかにも、山西省から北京に診察を受けに来た女性患者ら数人が確認されていることを指摘した。
同医師らによると、最初のスーパー・スプレッダーは山西省太原市の女性患者。3月1日に治療のために北京を訪れ、同7日に人民解放軍301病院でSARSと診断された。その間に看護や治療にあたった両親、夫ら家族8人と多数の医療関係者が発症した。
この女性は貴金属販売を営み、2月下旬に仕入れのために広東省を訪れて感染したとみられる。山西省など地方都市の富裕層は、重い病気が疑われる場合、医療水準の高い北京を訪れることが多いという。
[毎日新聞5月13日] ( 2003-05-13-21:42 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030514k0000m030071000c.html