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厚生労働省は13日、新型肺炎、重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)対策の緊急研究を開始すると発表した。SARS制圧に成功したベトナムなど各国の教訓を生かし、患者発生時の対応手順書を策定するほか、院内感染を防ぐ手法などを研究する。現地の疫学的な情報を参考に感染予防の指針もまとめる。
同省は近く、国立感染症研究所の吉倉広所長を主任研究者として研究班を組織する。
研究テーマは(1)空港や港湾などを対象にした効率的な検疫体制の検討(2)海外のSARS症例を参考にした標準的な治療法の開発(3)患者の病院への搬送法や消毒方法など患者発生時の対策マニュアル作成――などを予定している。
研究は同省の厚生労働科学研究費の特別研究枠として実施する。研究費は7000万―1億円程度を見込んでいる。研究班には医学研究者だけでなく、社会科学の専門家も参加する。国内で患者が発生した場合にパニックが起きないよう、情報開示のあり方を探る「リスクコミュニケーション」の研究にも取り組む。 (21:00)