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2003.05.10
Web posted at: 17:58 JST
- CNN/AP
北京――世界保健機関(WHO)の報道担当官は10日、北京市などの中国で猛威を振るう重症急性呼吸器症候群(SARS)に触れ、患者の半数の感染経路に関する説明が乏しいことを指摘した上で、同市が発表するデータには「重大な欠陥」があると批判した。AP通信に述べた。
報道官は、「半数がどこで感染したのかの情報が提示されないのは、全体の状況を理解していないことを意味する」と主張。「異なる経路で感染しているのを、知らないということだ」と語った。
また、これらの情報不足は、感染者を処置する一部病院がしかるべき衛生機関などへ報告することの重要性を理解していないことに一因があると述べ、適切な訓練が施されていない可能性もあると語った。
中国衛生省は10日、中国本土(香港、マカオ除く)での重症急性呼吸器症候群(SARS)感染者は、85人増えて計4890人に、死者は5人がさらに確認され計235人に達したと発表。
北京市衛生局の梁万年副局長は、9日の会見で、北京での感染拡大はピーク期を過ぎ、制御されつつあるとの見方を示しつつも、新感染者のうち約半数については感染源が特定できていないことを明らかにした。二次感染が拡大する危険な状態が依然として続いていることを示している。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200305100020.html