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静岡大学農学部の衛藤英男教授は九日、麦茶から、発がん性を抑える可能性のある物質を特定したと発表した。この物質は、マメ科植物などに含まれるP―クマル酸と医薬品に用いられるケルセチンの二種類。衛藤教授は「麦茶を健康面からも見直すき
っかけになるのではないか。これから動物実験を重ね、さらに実証していきたい」と話している。
実験は、焙煎(ばいせん)した大麦の成分をアルコールで抽出、発がん物質のペルオキシナイトライトへの抗酸化作用を比較したところ、P―クマル酸とケルセチンで効果があった。ケルセチンは医薬品の血圧降下剤に用いられている。
全国麦茶工業協同組合との共同研究。麦茶には生活習慣病の原因となる活性酸素を消滅させる抗酸化作用があることは既に知られている。がん、脳卒中、心筋こうそく、糖尿病などの予防効果が期待されていたが、物質が特定されていなかった。今回、発がん物質を抑える物質が特定されたことで、業界からは消費拡大への期待が高まっている。
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全国麦茶工業協同組合によると、麦茶に使う小粒大麦の国産比率は、この二年間で二倍以上にアップしている。平成十二麦年度(二〇〇〇年十月〜〇一年九月)26.8%に対し、十四麦年度(〇二年十月から〇三年九月)は56.2%(見込み)と初めて五割を上回り、国産が健闘している。価格はカナダ産などと比べて「若干高め」だが、消費者からのニーズも高く国内産の導入が進んでいる。同組合は「今後、麦茶の機能性をPRし、麦作の発展にも貢献したい」と強調している。
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